全部抱きしめて/吉田拓郎
きみのすべてを ぼくの自由にしたくて
ずっと大切にしてたわけじゃない
だからなにも 信じられなくなっても
ぼくを試したりしなくて いいんだよ
いいさ 落ち込んでだれかを傷つけた
いなら迷うことなく ぼくを選べばい
い
さびしさの嵐のあとで
きみの笑顔を さがしてあげるよ
きみがいたから 勇気を覚えて
知らない場所も 目をつぶって走れ
た
きみのために できることを
あれからずっと 探してる
全部だきしめて きみと歩いて行
こう
きみが泣くのなら きみの涙まで
全部だきしめて きみと歩いて行
こう
きみが笑うなら きみの笑顔まで
ひとりになるのは 誰だって恐い
から
つまづいた夢に 罰を与えるけど
間抜けなことも 人生の一部だと
今日のおろかさを 笑い飛ばした
い
なにかをひとつ 失した時に
人は知らずに なにかを手にする
きみのために できることを
あれからずっと 探してる
全部だきしめて きみの近くにい
よう
星になった歌も 過ぎた想い出も
全部だきしめて きみの近くにい
よう
きみが黙るなら きみにささやいて